2007年 04月 13日
ロンドンでの初サッカー観戦・QPR vs LUTON
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2007年4月9日は記念すべき日となった。初めての海外でのサッカー観戦。England Championship League の QUEENS PARK RANGERS vs LUTON TOWN の試合だ。
イングランドでは、
1部: プレミアリーグ
2部: チャンピオンシップリーグ
と呼ぶ。
欧州各国の昨季の上位チームで争う UEFA Chamipons League と紛らわしい (-_-;)。
QPR も LUTON も共に LONDON を拠点とするのでダービー戦。しかも両方とも降格争いをしている(笑)ので、色々な意味からどちらも負けられない一戦だ。
当日はイースター最終日。例によって Central Line が区間運休中で、QPR の本拠地・Loftus Road Stadium への最寄り駅・White City は閉鎖であった。致し方なく代替バスで White City 駅に向かうことに。恐らく同じスタジアムに向かうであろうサポーターも結構いた。
すると、あろうことか、代替バスが道を間違えやがって! (-"-) 道を知らないボクには分からなかったが、途中から同乗していたサポーターが車内で騒ぎ始める。狭い道に入り込んでしまった悪気がない女性運転士に詰め寄り(いや、実際にはそんなに深刻な状況ではなかったが)、途中でドアを開けてもらい、一同歩き始めたのでした。やはりロンドン、一筋縄ではいかない・・(^^ゞ。本来なら White City から徒歩5分ぐらいのはずが、20分ぐらい歩いてようやくスタジアムに到着し仲間と合流。やれやれ。
今回のチケットを手配してくれたH先輩は生粋のサッカーファン。というかクレイジー。2年半の駐在期間中にすでに70以上 (◎o◎)のスタジアムに観戦に行ったそうだ。イースターで暇しているボクを気遣って、家族を放り出して今回の観戦機会を作ってくれた。ありがとう、H先輩。
そのサッカー狂のH先輩によると、サッカーのチケットはプレミアシップの有力チーム同士でなければかなりの確率で入手出来るそうだ。今回の2部のチャンピオンシップリーグなので入手は確実と思われたが、降格争いの負けられない一戦のためサポーターが殺到する可能性も考慮し、H先輩が1時間も前に到着してチケットを手に入れてくれた。H先輩、ありがとう (T_T)。
荷物は全てセキュリティーチェックの対象。ペットボトルはその場で飲むか没収となる。スタジアム内の売店では飲み物・食べ物が買える。ビールも売っているが、その場で飲まねばならず、スタンドには持ち込み禁止だ。トト(賭け)をすることも出来る。これが結構細かくて、試合の最初の得点者、後半の最初の得点者などを予想することも出来る。
スタンドは熱狂なファンで埋まった。我々の席は半分よりちょっと上の席。イギリスではピッチに近いところよりは高めの位置のほうが「いい席」と見なされるそうだ。
第一印象は「ち、ちかい!」 そう、ピッチがものすごく近く感じる。H先輩によると、このスタジアムほどピッチとスタンドが近いところは他には余りないそうだ。いいスタジアムに来た (^^)v
試合は現在最下位のLUTONが押し気味に進める。彼らは本当に崖っぷち。コレに負けたら多分アウト。かなり追い込まれている。しかし、QPRがカウンターから先制点を挙げる。スタジアムは大盛り上がり。しかししかし、LUTONが立て続けに2点を連取して逆転。ところがどっこい、ホームの大声援を受けた QPR が2点を連取して再逆転。見事な逆転勝利を挙げた。
試合そのもののレベルは、やはりテレビで見るプレミア・セリエAなどと比べるともう一つという気もする。ポーン、ポーン とロングボールの蹴り合い。ヘディングで競り合って、たまたまチャンスボールが出来たらそれをシュート。という感じかも。
でもそれ以上にスタンドの盛り上がりはすごかった。チャンスとピンチに一喜一憂。その一瞬一瞬をサポーターと共に堪能した。中でも面白かったのはバックサイドのアウェイ・LUTON のサポーターとの野次合戦。
Going Down, Going Down, Going Down !! 降格しろ! 降格だ!
That's why you are Going Down !! (チャンスに決められず) だから降格するんだ!
Don't sing any more ! Don't sing any more ! 黙れ! 唄う資格なんてない!
Shit Down, Shut Down ! Shit Down, Shut Down ! 黙って座ってろ!
これらの野次を、ピッチのプレーそっちのけで相手の応援席(右側)に向かってリズムをつけて連呼するのだ。プレーの応援の時よりも力がこもっている感じがする・・(^^ゞ
しかし、試合が終わればスタジアムの外では相手のチームのことは言わない、というのが暗黙のルールだそうだ。自分のチームを称える歌を歌ったり、自分のチームの選手を好意的にも否定的にも言うことは自由だが、相手のチームについて言及しないようにするそうだ。フーリガンで有名なイギリスだが、ほとんどのサポーターは冷静で紳士的だ。スタジアムの外でずらっと整列している警察がちょっと浮いて見えた。
サッカー好きの人に「どこをサポートしてる?」と聞くと、たいていマイナーな無名チームの名前が帰ってくるそうだ。同じロンドンでも「チェルシー」「アーセナル」などと答える人は少ないそうだ。地方出身者はもちろんその地方のチームを応援するし、ロンドン市民も自分の所属する地域のチーム(ロンドンだけで13チームもある!)を基本的にサポートする。鳴りものもなく、応援を指導する人も居ない。自然発生的な掛け声と歌が、ピッチを駆け回る選手を後押しする。フツーなんだけど、自然な姿だなぁと関心しまシタ。
イングランドでは、
1部: プレミアリーグ
2部: チャンピオンシップリーグ
と呼ぶ。
欧州各国の昨季の上位チームで争う UEFA Chamipons League と紛らわしい (-_-;)。
QPR も LUTON も共に LONDON を拠点とするのでダービー戦。しかも両方とも降格争いをしている(笑)ので、色々な意味からどちらも負けられない一戦だ。
当日はイースター最終日。例によって Central Line が区間運休中で、QPR の本拠地・Loftus Road Stadium への最寄り駅・White City は閉鎖であった。致し方なく代替バスで White City 駅に向かうことに。恐らく同じスタジアムに向かうであろうサポーターも結構いた。
すると、あろうことか、代替バスが道を間違えやがって! (-"-) 道を知らないボクには分からなかったが、途中から同乗していたサポーターが車内で騒ぎ始める。狭い道に入り込んでしまった悪気がない女性運転士に詰め寄り(いや、実際にはそんなに深刻な状況ではなかったが)、途中でドアを開けてもらい、一同歩き始めたのでした。やはりロンドン、一筋縄ではいかない・・(^^ゞ。本来なら White City から徒歩5分ぐらいのはずが、20分ぐらい歩いてようやくスタジアムに到着し仲間と合流。やれやれ。
今回のチケットを手配してくれたH先輩は生粋のサッカーファン。というかクレイジー。2年半の駐在期間中にすでに70以上 (◎o◎)のスタジアムに観戦に行ったそうだ。イースターで暇しているボクを気遣って、家族を放り出して今回の観戦機会を作ってくれた。ありがとう、H先輩。
そのサッカー狂のH先輩によると、サッカーのチケットはプレミアシップの有力チーム同士でなければかなりの確率で入手出来るそうだ。今回の2部のチャンピオンシップリーグなので入手は確実と思われたが、降格争いの負けられない一戦のためサポーターが殺到する可能性も考慮し、H先輩が1時間も前に到着してチケットを手に入れてくれた。H先輩、ありがとう (T_T)。
荷物は全てセキュリティーチェックの対象。ペットボトルはその場で飲むか没収となる。スタジアム内の売店では飲み物・食べ物が買える。ビールも売っているが、その場で飲まねばならず、スタンドには持ち込み禁止だ。トト(賭け)をすることも出来る。これが結構細かくて、試合の最初の得点者、後半の最初の得点者などを予想することも出来る。
スタンドは熱狂なファンで埋まった。我々の席は半分よりちょっと上の席。イギリスではピッチに近いところよりは高めの位置のほうが「いい席」と見なされるそうだ。
第一印象は「ち、ちかい!」 そう、ピッチがものすごく近く感じる。H先輩によると、このスタジアムほどピッチとスタンドが近いところは他には余りないそうだ。いいスタジアムに来た (^^)v
試合は現在最下位のLUTONが押し気味に進める。彼らは本当に崖っぷち。コレに負けたら多分アウト。かなり追い込まれている。しかし、QPRがカウンターから先制点を挙げる。スタジアムは大盛り上がり。しかししかし、LUTONが立て続けに2点を連取して逆転。ところがどっこい、ホームの大声援を受けた QPR が2点を連取して再逆転。見事な逆転勝利を挙げた。
試合そのもののレベルは、やはりテレビで見るプレミア・セリエAなどと比べるともう一つという気もする。ポーン、ポーン とロングボールの蹴り合い。ヘディングで競り合って、たまたまチャンスボールが出来たらそれをシュート。という感じかも。
でもそれ以上にスタンドの盛り上がりはすごかった。チャンスとピンチに一喜一憂。その一瞬一瞬をサポーターと共に堪能した。中でも面白かったのはバックサイドのアウェイ・LUTON のサポーターとの野次合戦。
Going Down, Going Down, Going Down !! 降格しろ! 降格だ!
That's why you are Going Down !! (チャンスに決められず) だから降格するんだ!
Don't sing any more ! Don't sing any more ! 黙れ! 唄う資格なんてない!
Shit Down, Shut Down ! Shit Down, Shut Down ! 黙って座ってろ!
これらの野次を、ピッチのプレーそっちのけで相手の応援席(右側)に向かってリズムをつけて連呼するのだ。プレーの応援の時よりも力がこもっている感じがする・・(^^ゞ
しかし、試合が終わればスタジアムの外では相手のチームのことは言わない、というのが暗黙のルールだそうだ。自分のチームを称える歌を歌ったり、自分のチームの選手を好意的にも否定的にも言うことは自由だが、相手のチームについて言及しないようにするそうだ。フーリガンで有名なイギリスだが、ほとんどのサポーターは冷静で紳士的だ。スタジアムの外でずらっと整列している警察がちょっと浮いて見えた。
サッカー好きの人に「どこをサポートしてる?」と聞くと、たいていマイナーな無名チームの名前が帰ってくるそうだ。同じロンドンでも「チェルシー」「アーセナル」などと答える人は少ないそうだ。地方出身者はもちろんその地方のチームを応援するし、ロンドン市民も自分の所属する地域のチーム(ロンドンだけで13チームもある!)を基本的にサポートする。鳴りものもなく、応援を指導する人も居ない。自然発生的な掛け声と歌が、ピッチを駆け回る選手を後押しする。フツーなんだけど、自然な姿だなぁと関心しまシタ。
by masatoshi-blog
| 2007-04-13 07:09
| 「出来事」