2009年 07月 19日
エアコンを自分で掃除。自力で洗浄。問題はフィンとファン。
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エアコン嫌いの我が家。夏でも稼動は殆ど限られている。だから汚れも少な目と思っていたが、今年の本格シーズン前に洗浄することにした。業者に頼むと1万円以上するというので、まずは自力で。
我が家のエアコンは2台。一台はリビングの新しいものなので余り心配していないのだが、もう1台、寝室にあるものは、「樹齢」10年以上経っている中古のものなので、汚れが心配だった。動かすとカビ臭い気もするし。
そこで一念発起。エアコンを自力で洗浄してみました。今回エアコンを自力で掃除してみて、大いに学んだことがあるので、皆さん是非参考にしていただきたい。ポイントは、
ポイント1 : エアコン掃除にはフィン掃除とファン掃除がある。
ポイント2 : 市販のものでは、フィン掃除は出来てもファン掃除は不可能!
ポイント3 : ファン掃除は意外と簡単。そして効果は絶大!
まず、近所のコーナンにいく。エアコンの洗浄剤は2種類。小林製薬の エアコン徹底洗浄スプレー 420ml と エアコン洗浄スプレー 420ml ぐらいしか置いていない。どちらも同じような感じなので前者を購入。
早速小林製薬の「エアコン徹底洗浄スプレー」を試してみる。エアコン周囲をしっかり養生。面倒そうに見えるが、結構簡単。ゴミ袋を適当に千切り、ガムテープで止めるだけ。そして、フィン部分にスプレーする。そして、ファン部分にもスプレー。ファンは送風口の奥に発見することが出来ます。縦長の円筒形が横倒しになって設置されています。うわー、出てきました。下から濁った水が。こんなに汚かったんだ~ (>_<)。
これで終了。軽く水拭きして、エアコンを送風運転。すると、ファン部分についた水が飛び散ります (>_<)。最初の数十秒、送風口をっかり押さえておく(ビニールで覆う)必要がありそうです。
ここでトラブル発生。送風運転中に送風口周辺を雑巾で拭いていたら、指がファンに触れてしまいまし(>_<)。幸い雑巾越しだったから指に怪我はなかったものの、ファンのブレードが数本折れてしまいました。
怪我をしなかったのはラッキー。しかも運転には特に支障はなさそうだから、よかったよかった・・・と思っていたら、妙なことに気づきました。うん? ファンの汚れが取れていないぞ? さっきファンにも洗浄液かけたのに?! (>_<)
ほら、この通り。右側が折れたブレードそのまま。左側が折れたブレードを指でこすったもの。差は歴然。つまり、市販のエアコン洗浄スプレーではファンは全く掃除できないことを、図らずも証明したことになりました。
ここでエアコンの構造を考えてみると、フィン部分はラジエーター機能。つまり熱交換を行います。フィンを掃除すると、主にエアコンの効率がUPします=電気代の節約になります。一方、エアコン特有のかび臭さは、どうやら送風ファン(羽根)に原因があるようです。あの汚れ、きっとカビですよね(>_<)。つまり、ファンを掃除しないとかび臭さは取れない。そして、送風ファンのブレード(羽根)は、間隔が狭く、歯ブラシなどでも掃除できそうにない。これは漬け置き洗浄以外方法がなさそうです。
そこで、東急ハンズに出かけてショーワの「くうきれいエアコンファン洗浄剤」ムースとリンスの2本タイプ を発見。おお! ファン専用の洗浄剤だ! この洗剤の優れたところは、ムース状になっているので洗浄液が羽根の部分に留まって、汚れを浮かしてくれます。これだ! というわけで、お買い上げ。2,800円ぐらいかかった・・・(>_<)。
早速試す。ストロー状の噴射口を使ってファンの羽根の部分に吹きかけていきます。順調に泡がファン部分に留まります。いい感じだ。ファンを手で回しながら満遍なく吹きかけるのがポイント。右利きの方、時には左手に持ち替えてスプレーしてくださいね(理由は後述)。
15分待てと書いてありますが、念を入れて30分ぐらい待つ。そして今度は「リンス」で洗い流します。おー順調に汚れが落ちていきます。見てください、これ。左側が市販のエアコン洗浄スプレーの結果。右側がファン専用のエアコン洗浄スプレーの結果。この違い、一目瞭然! この汚れ、しっかし、酷い! こんな空気を浴びながら寝ていたのか・・・ (>_<)
洗浄前、洗浄後のファンの様子を比べてみます。これまた一目瞭然。汚れがしっかり取れています。
今回のまとめ。
<教訓1> 市販の安いスプレーではフィン掃除は出来てもファン掃除は出来ない
たまたま壊してしまったファンのブレード(羽根)がそれを証明してくれました。市販の安いスプレーで掃除しても、フィンはある程度きれいになったとしても、ファンには殆ど効果なし。
<教訓2> 熱交換効率対策はフィン掃除。匂い・カビ対策はファン掃除。
エアコンの特性上、フィンを熱交換効率が上がるから電気代節約対策になります。でも匂い対策、カビ対策をするなら、ファンを掃除しないとダメ。送風ファンは予想以上に汚いです (>_<)。
<教訓3> ファン掃除は意外と簡単。そして効果は絶大。
フィン掃除とファン掃除、そんなにやることは変わりません。ただ、ファン掃除にはファン掃除専用の洗剤が必要で、お値段少々お高め。ムースタイプの泡による留め置き洗いがゼッタイにお勧め。効果は絶大。
<注意点1>
運転中は送風ファン部分にゼッタイに指を入れない。破損・怪我の素。
今回は雑巾がボクの指をすくってくれました。もし雑巾がなかったら、指の先の部分、吹っ飛んでいたかもしれません。それぐらいの衝撃がありました (T_T)。 実際ファンブレード(羽根)も破損したし、本当に気をつけて下さいね。
<注意点2>
ムース洗浄時は、泡の偏りに注意。
ムースでファンブレードを泡まみれにする際、送風口全体が泡まみれになったからといって安心してはいけません。必ず偏りが発生しています。丹念に、コマメに噴射する事が重要。実際、右利きのボクはエアコンの右半分はかなり汚れが落ちましたが、左半分は汚れが残ってしまいました。具体的には送風口の縦のフレーム部分のすぐ左の部分に汚れ残りが集中しています。意識して左側に泡を噴射すること、そして時には左手でスプレーを持って、左から右に向けて噴射することも必要です。また、出来れば円筒形のファンの真ん中に噴射するのがいいと思います。ファンのブレードのすき間一つ一つに噴射する事は不可能。円筒形の真ん中から外に拡散するように噴射すれば、方よりは少なくなる思います。(とは言え、泡で見えないので実際には難しいと思います)
あー。すっきりした。これでようやくエアコンの運転が出来ます。それにしても、あんなに汚いと思わなかったなー。小さいお子さんがいる家は、ゼッタイやった方がいいです。今のままだとカビを撒き散らしている以外のなにものでもありません。
「冷房かけながら寝ると頭が痛くなる」のは、冷たい空気が原因と思っていましたが、もしかしたらカビのせいだったのか? と少々疑いたくなるほどの、汚さでした。
この夏は安眠できるといいけどー (*^_^*)
我が家のエアコンは2台。一台はリビングの新しいものなので余り心配していないのだが、もう1台、寝室にあるものは、「樹齢」10年以上経っている中古のものなので、汚れが心配だった。動かすとカビ臭い気もするし。
そこで一念発起。エアコンを自力で洗浄してみました。今回エアコンを自力で掃除してみて、大いに学んだことがあるので、皆さん是非参考にしていただきたい。ポイントは、
ポイント1 : エアコン掃除にはフィン掃除とファン掃除がある。
ポイント2 : 市販のものでは、フィン掃除は出来てもファン掃除は不可能!
ポイント3 : ファン掃除は意外と簡単。そして効果は絶大!
まず、近所のコーナンにいく。エアコンの洗浄剤は2種類。小林製薬の エアコン徹底洗浄スプレー 420ml と エアコン洗浄スプレー 420ml ぐらいしか置いていない。どちらも同じような感じなので前者を購入。
早速小林製薬の「エアコン徹底洗浄スプレー」を試してみる。エアコン周囲をしっかり養生。面倒そうに見えるが、結構簡単。ゴミ袋を適当に千切り、ガムテープで止めるだけ。そして、フィン部分にスプレーする。そして、ファン部分にもスプレー。ファンは送風口の奥に発見することが出来ます。縦長の円筒形が横倒しになって設置されています。うわー、出てきました。下から濁った水が。こんなに汚かったんだ~ (>_<)。
これで終了。軽く水拭きして、エアコンを送風運転。すると、ファン部分についた水が飛び散ります (>_<)。最初の数十秒、送風口をっかり押さえておく(ビニールで覆う)必要がありそうです。
ここでトラブル発生。送風運転中に送風口周辺を雑巾で拭いていたら、指がファンに触れてしまいまし(>_<)。幸い雑巾越しだったから指に怪我はなかったものの、ファンのブレードが数本折れてしまいました。
怪我をしなかったのはラッキー。しかも運転には特に支障はなさそうだから、よかったよかった・・・と思っていたら、妙なことに気づきました。うん? ファンの汚れが取れていないぞ? さっきファンにも洗浄液かけたのに?! (>_<)
ほら、この通り。右側が折れたブレードそのまま。左側が折れたブレードを指でこすったもの。差は歴然。つまり、市販のエアコン洗浄スプレーではファンは全く掃除できないことを、図らずも証明したことになりました。
ここでエアコンの構造を考えてみると、フィン部分はラジエーター機能。つまり熱交換を行います。フィンを掃除すると、主にエアコンの効率がUPします=電気代の節約になります。一方、エアコン特有のかび臭さは、どうやら送風ファン(羽根)に原因があるようです。あの汚れ、きっとカビですよね(>_<)。つまり、ファンを掃除しないとかび臭さは取れない。そして、送風ファンのブレード(羽根)は、間隔が狭く、歯ブラシなどでも掃除できそうにない。これは漬け置き洗浄以外方法がなさそうです。
そこで、東急ハンズに出かけてショーワの「くうきれいエアコンファン洗浄剤」ムースとリンスの2本タイプ を発見。おお! ファン専用の洗浄剤だ! この洗剤の優れたところは、ムース状になっているので洗浄液が羽根の部分に留まって、汚れを浮かしてくれます。これだ! というわけで、お買い上げ。2,800円ぐらいかかった・・・(>_<)。
早速試す。ストロー状の噴射口を使ってファンの羽根の部分に吹きかけていきます。順調に泡がファン部分に留まります。いい感じだ。ファンを手で回しながら満遍なく吹きかけるのがポイント。右利きの方、時には左手に持ち替えてスプレーしてくださいね(理由は後述)。
15分待てと書いてありますが、念を入れて30分ぐらい待つ。そして今度は「リンス」で洗い流します。おー順調に汚れが落ちていきます。見てください、これ。左側が市販のエアコン洗浄スプレーの結果。右側がファン専用のエアコン洗浄スプレーの結果。この違い、一目瞭然! この汚れ、しっかし、酷い! こんな空気を浴びながら寝ていたのか・・・ (>_<)
洗浄前、洗浄後のファンの様子を比べてみます。これまた一目瞭然。汚れがしっかり取れています。
今回のまとめ。
<教訓1> 市販の安いスプレーではフィン掃除は出来てもファン掃除は出来ない
たまたま壊してしまったファンのブレード(羽根)がそれを証明してくれました。市販の安いスプレーで掃除しても、フィンはある程度きれいになったとしても、ファンには殆ど効果なし。
<教訓2> 熱交換効率対策はフィン掃除。匂い・カビ対策はファン掃除。
エアコンの特性上、フィンを熱交換効率が上がるから電気代節約対策になります。でも匂い対策、カビ対策をするなら、ファンを掃除しないとダメ。送風ファンは予想以上に汚いです (>_<)。
<教訓3> ファン掃除は意外と簡単。そして効果は絶大。
フィン掃除とファン掃除、そんなにやることは変わりません。ただ、ファン掃除にはファン掃除専用の洗剤が必要で、お値段少々お高め。ムースタイプの泡による留め置き洗いがゼッタイにお勧め。効果は絶大。
<注意点1>
運転中は送風ファン部分にゼッタイに指を入れない。破損・怪我の素。
今回は雑巾がボクの指をすくってくれました。もし雑巾がなかったら、指の先の部分、吹っ飛んでいたかもしれません。それぐらいの衝撃がありました (T_T)。 実際ファンブレード(羽根)も破損したし、本当に気をつけて下さいね。
<注意点2>
ムース洗浄時は、泡の偏りに注意。
ムースでファンブレードを泡まみれにする際、送風口全体が泡まみれになったからといって安心してはいけません。必ず偏りが発生しています。丹念に、コマメに噴射する事が重要。実際、右利きのボクはエアコンの右半分はかなり汚れが落ちましたが、左半分は汚れが残ってしまいました。具体的には送風口の縦のフレーム部分のすぐ左の部分に汚れ残りが集中しています。意識して左側に泡を噴射すること、そして時には左手でスプレーを持って、左から右に向けて噴射することも必要です。また、出来れば円筒形のファンの真ん中に噴射するのがいいと思います。ファンのブレードのすき間一つ一つに噴射する事は不可能。円筒形の真ん中から外に拡散するように噴射すれば、方よりは少なくなる思います。(とは言え、泡で見えないので実際には難しいと思います)
あー。すっきりした。これでようやくエアコンの運転が出来ます。それにしても、あんなに汚いと思わなかったなー。小さいお子さんがいる家は、ゼッタイやった方がいいです。今のままだとカビを撒き散らしている以外のなにものでもありません。
「冷房かけながら寝ると頭が痛くなる」のは、冷たい空気が原因と思っていましたが、もしかしたらカビのせいだったのか? と少々疑いたくなるほどの、汚さでした。
この夏は安眠できるといいけどー (*^_^*)
by masatoshi-blog
| 2009-07-19 13:09
| 「雑事」